笛吹川 久渡沢 ナメラ沢

笛吹川 久渡沢 ナメラ沢
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当ブログの現管理人4人の予定が合ったので、6/27にナメラ沢に行ってきました。

ナメラ沢は笛吹川久渡沢の支流で、甲武信ヶ岳の東、奥秩父縦走路に位置する破風山に源を発する、花崗岩のナメが非常に美しい沢です。

技術的にも難しい滝はなく、のんびりとした沢歩きが楽しめます。

笛吹川久渡沢ナメラ沢 遡行記録

季節は梅雨、毎日のようにじめじめとした陽気が続き、雨が降り続く中、我々は毎日のように天気図とにらめっこし、少しでも天気のいい日を探し出そうとしていた。

6/27(土)の天気図を見て、梅雨前線が本州の南に少し離れていたのを確認。全員の予定も合ったので、今シーズン初の沢登りということもあり登攀要素の少ないナメラ沢をチョイスし、突撃した。

前日夜に全員を都内で筆者の車でピックアップし、中央自動車道を飛ばして道の駅みとみへ。ここで仮眠をとった。

↓安定の道の駅泊

朝6時に起床。我々のパーティーの他にも6~7組は道の駅みとみで夜を明かしていたようだ。軽い朝食をとり、車を数分走らせて雁坂トンネル駐車場へ。

雁坂トンネル駐車場からゲートを超えて、久渡沢に沿って雁坂峠へ向かう舗装林道を30分ほど歩くと、入渓地点の沓切沢橋に着く。

↓沓切沢橋より入渓

沓切沢橋の下を流れている沢は久渡沢ではないため、50mほどこの沢を下降する。途中の4m滝はフローティングロープを木に巻き付け、掴みながら下降した。

↓5m滝を下降するS氏

滝を下降すると二俣となり、ここから遡行開始となる。さわやかな緑の中をのんびりと進んでいくと堰堤のような5m滝が現れる。ロープがなくても簡単に登れるが、念のためフローティングロープを使用した。

↓5m滝は右側から簡単に登れる。

5m滝から300mほどで中ノ沢との二俣となる。ここでしばし休憩をとり、ナメラ沢へ。ナメラ沢に入るとひたすらナメが連続する。瑞々しい新緑からこぼれる木漏れ日がナメ床をキラキラと輝かせ、非常に美しい。

10×20mナメ滝には正面から突撃した。気温が高かったので、水飛沫を浴びながらの登攀が非常に心地よい。

↓10×20mナメ滝。右側はツルツル。

6×30mナメ滝にも正面から取り付くが、筆者は完登目前にして油断し、ヌメで滑って滝を滑り落ちるというアクシデントに見舞われた。左ひざの打撲のみで済んだが、この沢だから助かったと思うので、今後は身を引き締めたい。

↓6×30mナメ滝を登る

6×30mナメ滝を通過すると特筆すべき滝はなくなるが、ここからもきれいな一枚岩のナメ床が続く。

やがて1:1の二俣に出る。ここでは10mほどの滝がかかる西側から流れ込む沢に入り、滝を登って50mほど進んでから右岸側から流れ込む、地形図にない小さな支流の沢を詰め、青笹尾根に上がって遡行を終了した。

↓二俣から8×10m滝を登る

青笹尾根はその名の通り一面に背丈の低い笹が生い茂る尾根で、踏跡はあるが、少々地形が複雑なところがあるのである程度の読図力が必要だ。

途中ギンリョウソウというラン科の植物を発見した。ぽ氏によると葉緑体を持たない植物らしい。

途中防火帯を下るが、我々は防火帯の途中で尾根伝いに折れた。途中で道路らしきものを見つけたので、あそこが雁坂トンネルの駐車場だろう!と尾根から急な樹林帯の斜面を駆け足で下ると、久渡沢に降りてしまった。久渡沢から斜面を登ると、料金所のゲートの中だった。料金所の方に事情を話し、通過させていただいた。

無事に雁坂トンネル駐車場にたどり着き、帰る途中はやぶさ温泉に入浴し当日中に帰宅した。いつもは藪に突っ込んだり寄り道したりと時間がかかるので、だいたい帰宅が日付を過ぎた時刻になるのだが、今回は日付が変わる前に帰宅できたあたり、成功といえる山行だったのではないだろうか。

コロナ禍で今後の山登りは世間の状況を見ながらになりそうだが、医療に負担をかけないよう、確実な計画を組み、十分に準備するとともに、山を楽しむ心を忘れずにいようと思う。